やりたいこと22:百田尚樹作品を読む
1作ごとにテーマが違うにも関わらず、そのいずれもが傑作であるのが百田尚樹さんの作品の特徴です。すでに太平洋戦争を題材とした「永遠の0」は読みました。
続いて読んだのはオオスズメバチのワーカー、マリアを主人公とした「風の中のマリア」
永遠の0が小説でありながら、読みながら歴史について学べるように、風の中のマリアも小説ならではのエンタメ性がありながらも、オオスズメバチの生態系について学ぶことができる作品になっています。面白いし勉強にもなるしで一石二鳥です。
風の中のマリアで印象に残ったのは、ハチに限らず生物というのはすべての行動が子孫繁栄、それも自分の遺伝子をできる限り残す、につながっているのだということ。
じゃあ今人口減になっている日本はどうなんだということですがなんででしょう?反野生的な生活をすることによって、生物本来の目的を忘れてしまったのでしょうか?それとも人数が多すぎるがゆえに、わざと子孫繁栄をしないようになってバランスを取ろうとしているのでしょうか?謎です。
やりたいこと25:村上春樹の作品を読む
百田尚樹さんと同様に僕が好きな小説家が村上春樹さん。彼の小説もまた改めて読もうと思いました。すでに「風の歌を聴け」は読み、今月は「1973年のピンボール」も読み終えました。のちの「羊をめぐる冒険」と合わせての僕三部作の1つです。
題名にもあるピンボールですが、実際にその言葉がでてくるのは結構あとです。それまでは物語が進んでいるのか進んでいないのかよく分からず、1日4ページくらいしか読まない僕にとっては「今何しているところだっけ?」という感じです。でもそれが村上春樹のスタイルであり、何度も彼の作品を読みたくなる秘訣なんだなと(読むたびに感じることも違う)思います。