前回まではレースで最高の力を発揮するためのコンディショニングについて紹介してきました。
今回はその力を引き出してくれるおすすめグッズの紹介です。
メダリスト
前回も紹介したクエン酸ドリンク。クエン酸には糖質を取り込む働きがあるので、カーボローディングで糖質をたくさん摂っているときには必須の栄養です。
これをレース前日に500mlを1本、レース朝にもう1本飲むようにしています。
キズパワーパッド
走っている途中で足裏にマメができて失速したという経験はないでしょうか?
僕の場合は練習ではないけれど、マラソン本番になるとほぼ100%足裏にマメができていました。そのときに偶然試したのがこちらのキズパワーパッド。これをマメができる場所に貼ることで、レース中にマメができるのを100%防ぐことに成功しました。たまに着地時のスレでパッドが剥がれそうになることもありますが、今の所マメができる前までに走り切ることに成功しています。
使い方のコツは両足に使うこと。最初、いつもマメができる方(多分左、右はできなかった)に貼ったらもう片方(右だと思う)にマメができてしまいました。以降、両足裏に貼るようにしています。
KODA(旧ショッツ)
42kmもの距離を走るとエネルギー切れを起こしてしまいます。エネルギー切れを起こしてしまったら最後、たとえ精神力が強い人でもペースが落ちることは避けられません。その対策として途中でエネルギー補給する必要があります。給水地点のスポーツドリンクはその1つですが、それだけでは失っていくエネルギーを補給するのには十分ではありません。
そこで役に立つのがエナジージェル・・・とは言っても、スポーツ店に行くとかなりの種類があります。一体どれが良いのか?
僕が使ってみてよかったのはショッツというジェル。今はKODAとブランド名が変わったそうです。血糖値を上げずに素早く取り込まれ、コーラ味、カプチーノ味、レモンライム味等、味が色々あるのも特徴です。
ショッツを使う前は日本のメーカーのものも使っていましたがあまり効果を実感できず。このショッツを使うようになってからは苦しくなっても比較的すぐに立て直すことができました(成分のおかげか気分の問題か・・・・)。
僕はこれを3つ、マラソンレース時に用意します。果物系を1つ(マンゴーパッションかレモンライム)、あとはコーラとカプチーノ。まずは10km地点で果物系を摂取。10kmといえばまだ500〜600kcalほどしか消費しておらず、エネルギーも残っていますが予防として摂取。次にハーフ(21km)をこえたときにコーラを投入。最後に32km地点、あと10kmというところでカプチーノを投入しラストスパートに備えます。カプチーノ味はカフェインも入っているため、脳を興奮させ疲労を一時的に和らげる感を起こさせる効果も期待されています。
ちなみにカフェイン入のカプチーノを32km以前に誤って投入したことがあります。その時はカフェイン効果が切れると同時に疲労が一気にきて後半大失速でした。それ以来、カプチーノは絶対に32kmと決めています。
(注)公式サイトでは2022年3月27日現在全て売り切れになっています
塩飴・塩タブレット
走っていると汗で塩分を消費するため、塩飴・塩タブレットによる塩分補給も欠かせません。特にこれが良いというのはなく市販のドラッグストアで買えるもので問題ありません。レースによってはエイドで出しているところもあるので、それを活用するのも手です。
問題はレース中にどうやって摂るか。飴が入っている袋を走りながら開封するというのはとてもとてもむずかしいのです。とても寒くて手がかじかんでいたり、雨が降っていて滑りやすくなっていたら尚更です。
そこで事前に切り口を入れておくことでスムースに飴を取り出せるようにします。それでもなかなか難しいので注意が必要です。
ちなみに塩飴・塩タブレットは塩分補給が目的ですが、たいくつなレース中の気を紛らわせる効果もあります。
以上、マラソンレースを楽に走るためのお役立ちアイテム4つを紹介しました。