今やヴェイパーフライに次ぐ存在として多くのランナーに履かれているアシックスのメタスピードシリーズ。
一時期は箱根駅伝でアシックスを履く選手が0人になったというほど、ブランドとして衰退していたことを考えると、よくぞここまで復活したなというのが感想です。
このメタスピード、ストライドを伸ばす”メタスピードスカイ”とピッチをあげる”メタスピードエッジ”の2足があり、ストライド走法の人にはスカイ、ピッチ走法の人にはエッジというふうに紹介されています。
ただ、自分がスカイなのかエッジなのかわからないという方も多いのではないでしょうか?
僕自身はおそらくピッチ走法なのですが、脚が短いためストライドを伸ばしたいことを考えるとスカイのほうがいいのではと思ったりするわけです。
もともと2万8000円近くもするシューズのためそう簡単に買うことができない・・・そう思って結局はヴェイパーフライを買うという方もいるのではないでしょうか?(僕はそもそもレーシングシューズを買ってもいない)。
先日、高校の指導者と話す機会がありました。その先生はエッジ派なのですがおっしゃっていたのは
「エッジは接地している(地面を足で蹴っている)感覚があるから履いている。ヴェイパーやスカイだと反発力はあるけど自分の足で蹴っている感覚が薄い。」
とのことです。
それを聞いて1つ思い出したのが、以前ヴェイパーフライを履いてレースに出場した時、ペースが落ちた後半まったく立て直すことができなかったこと。足の着地が上手くいかず、バネを全然活かしきれなかったことです。それは先生が言っている「自分の足で蹴っている感覚が薄い」というのが関係しているかもしれません。ちゃんと走れている時は着地が上手くいき、バネの力を活かせているけれど、走れていない時は逆にバネが上手く走れない原因にもなっている。
そうなると、結論は
ヴェイパーフライで上手く走れない人はメタスピードエッジを選ぶと良い
ヴェイパーフライでも上手く走れる人はメタスピードスカイでも良い
ということです。
僕は直近のレースではヴェイパーで上手くいっていないので、メタスピードエッジを選んでみるのもアリかなと思いました。