ノーベル賞文学賞をキッカケに
毎年ノーベル賞発表の時期になると盛り上がるのが、文学賞で村上春樹さんが受賞するかどうか。
ハルキストというファンの方々が集い、村上春樹さんが果たして受賞をするのかどうかということで盛り上がり、そして受賞を逃したとなると盛り下がります。
もう一体何年続いているのか分かりませんが、風物詩となっていることからも、それが何年も続いてきたんだなというのが分かります。
僕自身はそういったニュースが出てくるまで村上春樹という名前を聞いたことはあるけれど、一体どんな本を書いているのかというのを知らずにいました。
でもノーベル賞を受賞するかもしれないくらいすごい人の小説だったら読んだほうが良いのでは?ということで10年ほど前から読み始めることにしました。
なんちゃってハルキスト
そんなことで今まで村上春樹さんの作品を多く読んできました。
- 風の歌を聴け
- 羊をめぐる冒険
- ノルウェイの森
- ダンス・ダンス・ダンス
- ハードボイルド・ワンダーランド
- ねじまき鳥クロニクル
- 海辺のカフカ
- 騎士団長殺し
上記の小説に加え、旅行記やエッセイ(村上朝日堂)まで読みました。
エッセイ系は良いのですが、小説となると所謂、村上春樹ワールドが全開となっています。文章1つ1つが何かを帯びており、文の表面だけを追っていてはその意味というのを捉えることができません。
これって学生時代に国語の教科書やテストで勉強した読解力がすごく活かされると思うのですが、残念ながら国語は僕が1番苦手な強化。読解力がないがゆえに、本当に村上春樹さんの小説を楽しめているのかというとそうではないのです。ハルキストになりたい、なんちゃってハルキストな状態です。
改めて読み返してみる
ものすごく簡潔にストレートにかかれている小説であれば、すぐに読めるし気分も爽快なのですが、村上春樹さんの作品においては、こちらの読解力不足がゆえに読むのに時間はかかるしたまに何が言いたいのか分からないといったことが多々あります。でも、だからこそ1回読んだだけじゃ飽き足らず、何回も何回も読むに値すると思うのです。
それが僕が村上春樹さんの作品を十分に理解できないからこその楽しみ方となっています。今回改めて人生の目標に村上春樹さんの作品を読むということを組み入れることによって、浸れるかどうかは分かりませんが、村上春樹ワールドに入ってみようかなと思っています。
とりあえず現在は「風の歌を聴け」を読んでいます。最初の数文からして難解です。やれやれ。