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杭州アジア大会、23年に延期 新型コロナの影響で:時事ドットコム
【北京時事】アジア・オリンピック評議会(OCA)は6日、タシケントで理事会を開き、新型コロナウイルスの影響により、中国・杭州で9月10日から25日まで開催予定だった第19回夏季アジア大会を延期すると発表した。大会組織委員会や中国オリンピック委員会と協議して決めた。新たな日程は「近日中に発表する」としているが、関係者によると2023年に延期する。
今夏似開催が予定されていた杭州アジア大会が中国での新型コロナウイルスの影響により、開催が延期となることが発表されました。
それに伴い、陸上競技・マラソン好きとして気になるのが、当大会に代表として選ばれていた選手たちが一体どうすればよいのかということです。
アジア大会代表選手たち
アジア大会の代表に選ばれたのは
- 細谷恭平選手(黒崎播磨)福岡国際マラソン準優勝 PB2時間6分35秒
- 山下一貴選手(三菱重工)大阪マラソン準優勝 PB2時間7分42秒
- 安藤友香選手(ワコール)名古屋ウィメンズマラソン3位 PB2時間21分36秒
- 上杉真穂選手(スターツ)大阪国際女子マラソン準優勝 PB2時間22分29秒
いずれも国内大会で実績を出し、好記録ももっている選手たちです。
アジア大会に出場できなくてよかった?
個人的には上で紹介した4選手がアジア大会に出場できなくて良かったと思っています。
理由としては
- アジア大会のレベルは高くないため。アジア大会は国際大会ではありますが人数が多いわけではなく、ケニアやエチオピアといった世界レベルの選手たちもいません。その中で走ったところで得られるものは限られているのではないでしょうか?
- 前回結果を出した選手たちがMGCで結果を残さなかった。前回のジャカルタでは男子で井上選手(三菱重工)が金メダル、女子で野上選手(十八銀行)が銀メダルを獲得しました。しかし、2人のMGCでの結果をみると、井上選手は最下位、野上選手は5位と代表権獲得を逃しています。代表権獲得選手の足跡をトレースするのであれば、アジア大会にこだわる必要は全くないわけです。
アジア大会で得られるものは?
ではアジア大会で得られるものは何だろうかと考えたときに、1番は「日本代表」のブランドを背負うことができるということです。日本代表の重みは大きく、それにより五輪本番でプレッシャーで潰れる選手はいくらでもいるわけですが、果たしてアジア大会で五輪のそれと匹敵するものを体験できるかどうかは不明です。
また夏レース独特の暑さやペーサー無しの駆け引きも学べるかもしれませんが、暑さなんて日本にいても体験できますし、ペーサー無しといってもアジア大会の場合は日本人が格上のためレースの主導権を握ることができます。五輪だとやはりケニアやエチオピア勢が主導権を握るため、同じペーサーなしでも全く別物のレースとなるわけです。
そのように考えれば考えるほど、アジア大会というのは一体何が得られる大会なんだろうというわけです。
次回はアジア大会がなくなったことで、4選手たちがどうするのかというのを考えていきます。