今回はマラソン当日に向けてコンディションを整えるための方法を練習以外の面からみていきます。
治療院について
レース前に治療院に行かれる方も多いと思います。僕も本当に勝負レースがあるときはそのようにしていましたが、今では意味があったのかなと少し疑問に思っています。なぜならそのレース前の治療が一体何をどういう目的をもってなされているのかが理解していなかったからです。
例えばマッサージをしてもらいます。それは一体何が目的なのか?疲労をとることなのか?例えば鍼を打ってもらいます。それにより予想・期待される効果は一体何なのか?その理解なしに、なんとなく治療にいくのはどうかと思うのです。
今、お世話になっている治療院はカラダの歪みを正すことに長けており、その歪みを正すことによって走る時の股関節周りの動きがスムースになり速く走れるようになるというのがあります。このような理解をしてはじめて、レース前に治療院で施術を受ける意味があると思うのです。もっともコロナ禍でレースに出場しなくなって治療院には行っていませんが・・・。
食事について
マラソン前にはカーボローディング、という方は多いのではないでしょうか?僕も炭水化物大好き人間なので、レース前はたくさん食べるのが楽しみで溜まりません。参考にはなりませんが、僕のレースまでの食事は
火曜:豚の生姜焼き
水曜:豚キムチ
木曜:パンチョの大盛ナポリタン
金曜:ギョーザ定食ごはん大盛
土曜:うな重、メダリストドリンク
日曜(レース本番)朝:コンビニおにぎり3個(赤飯、鮭、おかかorツナ)。セブンイレブンのカステラ、メダリストドリンク
となります。いくつかポイントがあって
- 特別メニューは1日1回。2回も3回も摂っていたら糖質過多で体重がすごいことになります
- 豚肉を取り入れる。カーボローディングとは糖質(炭水化物)をたくさん摂る食事法のことですが、糖質単体ではエネルギーは造られません。ビタミンB1には糖質をエネルギーに変えるのに必要な栄養素が豊富に入っています。効率よくエネルギーをつくりだすために、ビタミンB1が豊富な食材を摂るのが良いのです。ビタミンB1が豊富な食材の代表格が豚肉。それゆえ豚の生姜焼き、豚キムチ、ギョーザを取り入れています。鰻にもビタミンB1が入っています。
- ビタミンB1の働きを高めるのがアリシンという成分。ニンニクやタマネギ、ニラに入っています。これも豚の生姜焼きや豚キムチで組み合わせ可能です。
- レース当日の朝はおにぎり3個+カステラを消化が十分に行われていると考えられるレース3時間前までに食べます。具材は赤飯は腹持ちが良く塩分も摂れるから、その他はタンパク質が体温を上げカラダを動きやすくするという目的で摂っています
- メダリストドリンクにはクエン酸が豊富に入っています。クエン酸には糖質を取り込むのを助ける働きがあるので、糖質と相性抜群です。
なお今回火曜日からのメニューになっていますが、そんなに前から始める必要は無く、金曜から始めるのでも全然大丈夫だと思います。
(注)カーボローディングをしていてカラダが重くなる事があると思いますが問題ありません。糖質は体内で水分子と一緒になりグリコーゲンとなります。レース前に身体が思いなというのは水太りです。走っているとグリコーゲンを使うことで重さは無くなっていきます。ちゃんとカーボローディング出来ている時はグリコーゲンを貯めこんでいる影響で体が重くなって当然なのです。
上記のことを踏まえると水分補給もしっかりしておきたいところです。糖質をグリコーゲンに変えるために、そしてレース本番で脱水症状を起こさないためにも。
次回はレースで使うグッズについて、そして書けたらレース前の準備についても紹介できればと思います。