前回に引き続き、簿記3級の問題を解いていた中で間違えたことがある箇所をピックアップしてみました。
支払手数料の扱いについて
仕入時や固定資産(建物、土地、備品)を購入時に支払手数料がかかることがあります。これは弊社負担の送料と同じく、資産の価値の一部として計上します。
例えば
建物を1000円で購入した。支払手数料100円を支払った。
だと、建物の帳簿価格は1100円になります。
減価償却の年度が別れているときには要注意!!
決算にあたり、資産の減価償却を計算する場合、その一部を期中のどこかで取得した可能性があります。その場合は、それぞれを別と考え別に計算をするようにします。
なお、その後の合算作業で僕はミスを連発しているのでなんとかしたいなと思っています。
有形固定資産の売却時は慎重に
有形固定資産(建物や備品)を期首に売却、期末に売却は簡単ですが、期中に購入し別の年度の期中に売却となるととてもややこしいです。
たとえばx1年10月に購入して、x4年の6月に売却となると一体全体で何ヶ月使用していたのかを計算して、それをもとに減価償却費を計算する必要があります。
手順としては
- 売却年(例だとx4年)の減価償却費と〇〇減価償却累計額の計算をする
- 売却年以前の減価償却累計額の計算。例だとx1年10月〜3月、x2年、x3年の減価償却費を合算します
- 仕訳の計算。貸し方に固定資産の購入価格。借り方に受け取り代金(現金、口座、未収入金など)、当期の減価償却費、前年度までの減価償却費累計額(本当は減価償却費累計額は売却月までを計算するのですが、当期に発生した減価償却費累計額と相殺するため、前年度までのとなっています。ここが大変ややこしい)
- 3の借り方と貸し方の差額が固定資産売却益か固定資産売却損になる
この問題に出くわしたときは落ち着いて慎重に問題を解きましょう。
消費税について
消費税について。何かを買ったときは”仮払消費税”。何かを売ったときは”仮受消費税”。仮受消費税から仮払消費税を引いたものが、”未払消費税”となります。簿記3級の問題ではプラスになるはずです。
補助簿について
各仕訳をみて、どの補助簿に記入するでしょうか?という問題があります。これもよく読んで頭を働かせれば大丈夫。商品が動いたな(仕入れ、売上、返品)と思ったら、商品有高帳にチェックするのを忘れずに。
訂正仕訳について
訂正仕訳時の回答は途中のプロセスはどうでも良いので、最後の回答のみを記入するようにします。
途中のプロセスとは
- 問題文に記載されている間違った仕訳
- 1の逆仕訳
- 本来やるべき仕訳
- 2と3の合算
これの4のみを回答に書けばOKです。