前回はTOEFLでアメリカの大学入学に入学するための基準点を突破するまでの過程でこれは良いと思った勉強法について紹介しました。今回はその続きになっております。
おすすめの辞書
語学学校でおすすめされたのはこちらの辞書。
英英辞典といえば日本ではオクスフォードが有名だと思います。ロングマンはオクスフォードに比べて意味や例文がわかりやすいとかなんとか・・・。よくわかりませんが、僕はわからない単語があればこれで調べるという作業を繰り返していました。前回の投稿でも書きましたが、英語で英語を調べることで英語脳の構築に役立ちます。これが英和辞典で調べているとどうしても英語を話すときでも日本語で考えて英語で話す、英語を聞いて日本語に置き換えるという無駄な作業をしてしまう可能性があります。
普段から英語でインプット、アウトプットする癖(赤ちゃんが常にやっていることですね)を身につければ英語は上達しやすいはずです。
読書は英語の小説を
高校3年生夏に1ヶ月間アメリカに短期留学したときのこと。スマホはなく、パソコンもなく、部屋にテレビはあるけれどそればかり観るわけにはいかない(そもそもつまらない)。勉強で時間を潰すのはよいけど、そればかりだと飽きる。じゃあ何をするか。
思いついたのは読書でした。
映画好きだったこともあって、現地の本屋さんで映画のもとになっている児童書を購入しました。物語がわかっている分、挫折しないだろうというのが1つ、児童書だからそれほど難しくないだろうと思ったのも理由です。
実際に買ったのは
- ハリーポッター
- ナルニア国物語
- チョコレート工場の秘密
- レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語
- ダ・ヴィンチ・コード
最後の1つ以外は読めました。やはり児童書じゃないと当時の僕には難易度が高すぎました。
とはいえ、英語を読むということを習慣づけたおかげか英語を読むということが苦でなくなり、リーディングスキルが大幅に向上。TOEFLの長文は以前として難しかったけれど、センター試験の英語(高校生の英語)程度ならノーミスで答えられるくらいの読解力は身につきました。
とはいえベースは大事
現地に住んでいれば、外国語なんて絶対に身につくというのが僕の持論でした。それをぶち壊したのが僕の元上司。
日本に戻って就職した先にオーストラリア人の上司がいました。彼は日本に住んで10年近くなのですが全然日本語が喋れません。仕事場では英語、動画配信でも英語、ネットでも英語と、日本にいながら英語のシャワーを浴びているのも理由の1つですが、どうやら1番の理由はベースの知識が全く無かったからでした。
役に立たないと言われる日本の英語教育。文法(SVO…)や単語を暗記(犬のイラストが入った表紙のやつ・・・)するのなんてバカバカしいと高校時代は何度も思っていました。
案の定、アメリカにいってそれらが役に立つことはなかったのですが、時間がたち英語の環境に慣れてくるにつれて、かつて勉強した文法や単語が封を解いたように頭の中からでてくるのです。
よくアメリカに半年もいたら英語が突然わかるようになると言われますが、これはかつて勉強していたものが引き出されるからじゃないかと思うのです。
対して全く勉強していないまま渡米してしまうとオーストラリア人の上司のように全く無のまま英語の学習を始めることになりその後の成長も上手くいかないのだと思います。
上手く伝えられないのですが要するに、日本の英語の勉強は決して無駄にはならないということです。しっかり勉強すればするほど後の英語の上達は早くなります(とはいえ非効率なのは変わりない)。将来絶対に役に立つのだ思って勉強しましょう。そしてできれば英語にふれる時間を1分1秒でも良いから増やしましょう。