あこがれのボストンマラソン〜レース攻略法

前回までのあらすじ

前回まではボストンマラソンを走りたくなったいきさつ、申し込み、事前準備等について紹介しました。

今回はいよいよレース当日、そしてレース攻略法です。

レース日朝

朝起きたらまずは朝食。消化吸収のことを考えるとレースの3時間前までに食べるのが理想です。

ボストンマラソンはウェーブスタート方式をとっているので自分のスタート時間に応じて起床時間、食事時間を考えましょう。僕は赤飯おにぎりとカステラを食べましたが、ベーグル等現地で調達できるものを食べるのも良いですね。

アメリカでおなじみのものすごく甘いパンやドーナツは血糖値の乱高下が激しく、エネルギー切れを起こしやすくなるので注意です。

スタート地点まで

スタート地点であるホプキントンまではボストンのダウンタウン(ゴール地点)からバスで行きます。ボストンコモン(だったと思う)という公園にたくさんバスが並んでいるので、それに乗っていけばOKです。バスはアメリカの映画やドラマでおなじみの黄色いスクールバス。子ども用なので狭いように思いますが、脚の長いアメリカ人たちも大丈夫なので問題ありません。

(注1)荷物預かりはここだったと思います。スタート地点には何も持ち込めない(レースで持って走る場合を除き)ので注意。スマホを持っていくならスマホを持って走るということです。

(注2)上着はスタート地点で捨てる(寄付する)ことができるので、着古した上着等衣服を着ていくようにしましょう。

スタート地点についたら

スタート地点についたらとりあえず何もすることがありません。僕の場合は2時間以上待った思い出があります。芝生広場には軽食(バナナ、ベーグルなど)や飲み物(スポーツドリンク、コーヒー等)、ジェルなどのグッズがあるのでそれらを摂るのも良いでしょう。トイレもたくさんあるので何回行っても大丈夫です。

自分のスタート時間が近づくと、場内アナウンスでスタート地点に移動するよう言われます(例:赤ビブスのAは移動してください、みたいな)。そこでランナーたちは一斉に移動するのですが、もうトイレが無いと思ったランナーたちが立ちションをする光景をみました。

でも大丈夫!トイレはスタート地点にもたくさんあるので立ちションをする必要はありません!!

スタート地点に行く途中に日焼け止めローションを塗るところがあるのでそこで日焼け止め対策をすると良いでしょう。

スタート地点について、上着を捨てて、国歌斉唱を行ったらついにスタートです。

コース攻略法

ボストンマラソンのコースを紹介しているリンクはこちら。

高低表をみると分かるように、前半下っているので結構いいタイムがでるのではと思われるかもしれません(僕はそうでした)が、実際走ってみると下っている間でも細かいアップダウンがありリズムに乗りにのれず体力と脚を消耗している感がありました。

【対策】最初の下りは飛ばすのではなく、ゆっくりでいいので細かいアップダウンで体力を消耗しない

ハーフあたりには”Hug Me”のプラカードを掲げた女子大生が大勢待ち構えています。僕はここで要求に応じたかったのですが、すでに体力が残っていなく断念することに。

【対策】Hug Meに応じるために体力は温存しておこう。勝負はここから

25kmからは上りが4箇所待ち構えています。特に4つ目は”心臓破りの坂(HeartBreak Hill)”と呼ばれています。が、実際に走ってみると3つ目が1番きつかったのと、4つ目の印象があまり残りませんでした。もうきつさで記憶もあいまいです。

4つ目の坂を終えると後は下り坂。大体33kmくらいです。ここまでに体力を消耗していたら、その下り坂の恩恵を受けられませんが、まだ体力が余っていたら余力を使いスパートをかけると良いでしょう。

ゴールに近づくとボストン市街地ということもあり、人の数がものすごくなります。1人でも声が大きいアメリカ人がたくさんいたらそれはそれは半端ない。特にゴールまであと少しのところは地響きのような声援があって走っていて鳥肌が立ちそうでした。これを経験するためだけにボストンマラソンを走る価値があると思います。

ボストンマラソンの攻略法、とりあえずこんな感じです。

一言でいうと

前半落ち着いて、ハーフ地点でも余裕をもって、上り坂4つは辛抱強く且つまだ余力をもって、33kmの下りからは残りの体力を出し切って、最後は応援を背に駆け抜ける

という感じです。

難しいコースですけど、落ち着いて賢く走ればそこそこ良い走りができるはずです。

それでは次回、ボストンマラソン最終回。今まで書ききれなかったことを紹介します。

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