東京マラソンに出場!エリウド・キプチョゲとは?

キプチョゲ

エリウド・キプチョゲとは?

  • 男子マラソン世界記録保持者(2時間1分39秒、日本記録より3分速い)
  • 過去3人しか成し遂げていない五輪マラソン2連覇(リオと東京)
  • 非公認コースではあるもののフルマラソン2時間切り達成(1時間59分40秒)
  • フルマラソン15戦13勝(うち1度は2位、1位の選手は世界記録樹立)
  • 世界最高峰のマラソン、WMM(ベルリン、シカゴ、NYC、東京、ボストン、ロンドン)のうちベルリン、シカゴ、ロンドンを優勝
  • フルマラソン挑戦前はトラックで5000mを走る。18歳で世界陸上優勝。五輪でも銀、銅メダルを獲得
  • 趣味は読書とお茶の時間。好きな練習はロングラン
  • 現在37歳。実際にはもっと年上かもしれないと噂されている

というとんでもない戦績をもつ選手です。その強さゆえ、GOAT(Greatest of All Time、史上最高)とも呼ばれています。

キプチョゲ

キプチョゲがインタビューに答えているところ(ベルリンにて筆者撮影)

キプチョゲの次なる目標

キプチョゲが次に狙うはまだ優勝していない3つのWMM(東京、ボストン、NYC)を優勝すること。

今週末、東京マラソンを走ることになります。時期的にボストンは4月、NYCは11月開催なので、次戦は11月のNYC、来年春にボストンを走ることになります。

この決断は、スピードに自信があるうちにペーサーがついていて高速レースになることが予想される東京を勝ち、ペーサー不在のチャンピオンシップスタイルのボストンとNYCはあとでも大丈夫という戦略でもあります(たぶん本人はそんなセコいことは考えていないでしょうが)。

WMM制覇のあとは、パリ五輪で前人未到のフルマラソン3連覇を狙うと公言しています。

東京マラソン優勝を阻むライバルたち

今年は例年4月開催で強い選手たちが揃うロンドンマラソンが秋開催となるため、選手が余る現象が起き、普段パッとしない東京マラソンにも強力な選手たちがやってきました。

詳しくは下記URLにて

https://www.marathon.tokyo/media/press-release/pdf/20220218-03_release_jp.pdf

有力選手紹介

  • ビルハヌ・レゲセ(エチオピア)自己ベスト2時間2分48秒(世界歴代3位)、東京マラソン直近2大会連覇
  • モジネット・ゲレメウ(エチオピア)自己ベスト2時間2分55秒(世界歴代4位)2位になることが多い
  • タミラト・トラ(エチオピア)昨年度世界最速記録(2時間3分39秒)
  • シュラ・キタタ(エチオピア)自己ベスト2時間4分49秒。2年前のロンドンでキプチョゲに勝つ。日本は2016年のびわ湖毎日マラソンに続く2戦目
  • アモス・キプルト(ケニア)自己ベスト2時間3分30秒、東京マラソンで2度走ったことがある。東京五輪ケニア代表
  • その他、鈴木健吾選手はじめとする日本勢

この辺でしょうか?中でもレゲセとキタタは本当に強く、万全の状態でくるといくらキプチョゲでも簡単に勝てる相手ではありません。それゆえに今回の東京マラソンは

「あ〜、どうせキプチョゲが優勝でしょ?」

ではなく

「誰が優勝するのか分からない、ハラハラドキドキだね〜」

となるのです。

まとめ

史上最高のマラソンランナーであるキプチョゲ。彼の新たな挑戦が今週末の日曜日の東京マラソンから始まります。ライバルたちは強く、そう簡単に勝たせてくれないでしょうが、それゆえどんなレースになるのか楽しみですね。

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