韓国作品をみる〜やりたいこと(11)

韓国ドラマをみる

映画が結構好きで、サブスクリプションではNetflix, Amazon Prime, Disney+の3つに入っています。大体はアメリカの作品を観るのですが、折角なので韓国の作品も観てみようとなりました。

もともとずっと昔につくったやりたいことリストに韓国の作品を観るというのもありましたし。問題は何を観るか・・・なのですが、丁度昨年のアカデミー賞で「半地下の家族」が作品賞を受賞したことと、イカゲームが世界的ヒットを飛ばしたことで、その両方を観てみようという事になりました。

 

なぜ韓国の作品は面白いのか?

別に日本の作品が面白くないというわけではありません。僕は日本の作品もそれなりに好きですし、NHKの朝ドラ、大河ドラマ、民法のドラマ、映画と一通りはみています(これらは後日やりたいことリストで紹介します)。面白いし惹かれもします。

ではなぜ、日本のコンテンツが海外で爆発的ヒットをしない一方で、韓国の作品は人気がでるのか?

ロビー運動が上手だとか、作りこみが丁寧とか、予算をかけているとか、国をあげて頑張っているとか色々な理由があると思いますが、僕が挙げる理由は2つ。

  • 情熱的である
  • 社会問題を描写

情熱的である

これは僕がアメリカに住んでいた時に感じたことです。日本人ってどちらかというと感情表現があまり豊かではありません。僕なんかがまさにそうなのですが、無表情なため何を考えているのか分からない。見た目もそうだし、実際に感情の揺れ幅というのも大きくありません(例外はもちろんあるけれど)。

韓国人は、少なくとも僕が接した韓国人に限ってですが、いい意味でも悪い意味でも素直であり、日本人じゃないでしょというくらい感情を表に出してきます。喜び、悲しみ、怒り等々。冷静沈着な人がいないわけではないですが、平均的に日本人より感情豊かな人が多かったです。

あくまで僕の推察ですが、そのような感情豊かな国民性が人々の心を揺さぶる作品をつくることに繋がっているのではと思うのです。

社会を描写

南北分断や財閥と庶民の格差問題。これは韓国の映画やドラマで取り上げられるテーマです。半地下の家族やイカゲームでは格差問題を取り上げられ(北朝鮮も少しでてきた)、アイリスや愛の不時着では南北が描かれていました。南北問題なんてほかの国には無いし、格差問題も半地下の家族やイカゲームを観る限りは相当半端ないんだなというのが見受けられます。

そのような実際に起きている社会問題が描かれることで作品のリアリティが増し、面白さを助長するのではと感じました。

日本のドラマで銃をバンバンうってもリアリティが無さ過ぎて面白さは無いと思います。ゴジラもリアリティこそはないですが、自然災害が多いこと、唯一の被爆国であるということが一定のリアリティ形成に役立ったのではと思います。

というわけで

僕がみたのはイカゲームと半地下の家族。内容的に本当に面白かったのですが、これが実際に起きている問題だと思うと面白がってばかりはいられません。僕が韓国人だったらこれらが評価されるというのは嬉しくもあり恥ずかしくもあり。韓国人の方はどう思っているのか。気になります。

 

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