香川丸亀国際ハーフマラソン
日本屈指のハーフマラソンでの高速コースであり、WAエリートラベルコースでもある格式の高い大会です。
僕は香川県出身ということもあり、このレースで80分切り&自己ベストを出したいというのを目標に毎年のように参加していました。80分切りこそ達成しましたが、自己ベストのほうはなかなか更新できず今に至っております。
実は高速コースではない?
昨シーズンで第一線を退いた福士さんの日本記録をはじめとした錚々たる記録を毎年のように出していることから高速コースと名高い丸亀ハーフなのですが、僕自身は度重なる後半の失速により自己ベストを出す機会を逃しています。その理由としてはコースの高低差を見てもらうと分かります。
残念ながら、現在上記の公式ホームページでは高低差が分からないので、気になる方はGoogleで「丸亀ハーフ 高低差」と画像検索してみてください。
コース説明
スタートから5kmまで
丸亀ハーフのコースは行って帰っての折り返しとなります。
スタートしていきなり坂道ですが、これはまだ体力が100%残っているはずの段階なので問題ありません。その後は5kmすぎの土器川をかける橋あたりまでは下りが続きます。
実はこの下りが曲者です。ここでペースが上がりやすく、5km通過が5km単体で走ったときのベストとそう変わりないことも。そのスピード感覚で5km以降も走ろうとするとどうなるのか?当然オーバーペースでキツイことになります。
5kmから折り返しまで
5kmまでが下りだとしたら、そこからは平坦が続きます。そして8kmあたりから何度かアップダウンがありますが、これがボディーブローのように効きます。ここでペースをいかに落とさずに粘れるかがポイントです。もしここでキツイと思うことがあれば、後半待っているのは地獄です。
この区間の楽しみは対向車線からくるエリートランナーたち。一瞬なのでなかなか誰が誰か判断できませんが、エリートたちの頑張りに勇気をもらえます。
折返しから15kmまで
折返しから15kmまでは基本平坦ですが、前半通ったアップダウンが再び待ち構えています。これもボディブローのようにきくか、あるいは前半で体力を消耗していた場合はここでノックアウトしてしまいます。
15kmからゴールまで
そして15kmからは上り基調になります。明らかに上っているという感じではなく、頑張ってもペースが上がらないという上りです。後半の疲れも相まってかなりペースが落ちます。一流選手たちでもここでキロ3分ペース(前半は2分50秒ペースで走っている)になること多々です。
改めて書いてみてもやはり癖のあるコースです。次回は自己ベスト更新を阻む、さらなる要因について書いていきます。